お中元を贈ったけれども何やら高価なお返しが送られてきた。いつもはそんなことはなかったのに。何か不愉快な思いをさせてしまったのだろうか?そんな心配をしたことはありませんか?
通常、お中元のお礼というのはお礼状でするのが一般的です。お返しをすることはあまりありませんが、するとすれば半額程度の品を贈るのが通常です。
それなのに高価なお返しが送られてきたというのはどういう意味なのでしょうか?
今回はお中元のお返しについて調べてみました。
お中元のお返しが来る意味って?
先ほども書いた通り、お中元のお礼としてお返しの品を贈るということは普通はしません。お礼状を送るのが一般的です。
では、どのような時にお中元のお返しが来るのでしょうか?
一つにはもちろん、本当にお礼の意味を込めてお礼の品を贈ることもあるとは思います。貰ったものに対してはお返しをしなければと思う気持ちがそうさせているのでしょう。
しかし一般的にはお中元のお返しは不要とされていますので、通常であればそれなりの意味があると考えるべきです。
それは「今後のお中元を辞退する」という意味です。
今後のお中元を辞退するという場合、大抵はお礼状に「今後はお気遣いなさいませんよう」というような文言が入っているものです。この文言があれば相手からお中元の辞退を申し出されたと考えていいでしょう。
このようなお礼状をもらったにもかかわらず、翌年もお中元を贈ってしまう人がいるようですが「お気遣いなさいませんよう」というのはお中元を辞退しますという意思を遠回しに言ったものですから、その思いを汲み取るべきであろうと思います。
辞退された理由は色々あるとは思いますが、贈った相手がこちらに気を使ってもう結構ですよという意思表示かもしれませんし、逆に相手が負担に感じてもう送ってほしくないのにな。と思っているからかもしれません。
ただ、お礼状にそのような文言がない場合は、本当にお礼の気持ちで品物を贈ってくれたという場合もあります。その場合はそれとなく贈った相手に聞いてみるのが良いでしょう。
その場合にもお中元を贈るのをやめてしまうのは都合が悪いですからね。
お中元をやめるタイミングはいつがいい?
贈る相手にもよりますが、お中元を止めるタイミングって難しいですよね。こちらから贈ったお中元を辞退されるタイミングが今なのか、ということも知っておいた方がいいでしょう。
お中元というのは一度贈ったらそれからもずっと送り続けるというのが普通だと聞きました。ですが、そうでない場合もあるそうなんですね。
仲人さんについては色々な関係があるでしょうが、形式だけの仲人さんの場合は3年から5年くらいお中元を贈ればそれで良いというのが一般的なようです。
お中元のお返しの品物が送られてきたタイミングと近いということであれば、そういう時期なんだなと理解することができます。
また、それほど付き合いがないという場合は、急にお中元を止めるという人もいるようです。長期間会わないなどの基準を作ってお中元を出すか出さないかを決めている場合もあると聞いたことがあります。
あるいは引越しや身内の不幸などの環境の変化をきっかけにお中元を中止するという人もいます。
人によってお中元に対する考え方も違うでしょうから、止めるタイミングも色々と考え方が違うと思います。相手が辞退の意思表示を示したと思われるのであれば、それに従った方がいいのではないでしょうか。
お中元を贈って迷惑になることってある?
お中元をもらったのであれば嬉しいと思いこそすれ、迷惑に思うことってあるのでしょうか?なんて、お中元をもらったことのない管理人はそう思うのですが、意外と迷惑というか、もらって困るということがあるようです。
特にたくさんお中元を頂く人はそう思うようで、お中元を頂いた方が夫婦であれば、奥さんがお礼状を書いたり色々と手配しないといけないということでお中元の時期は大変だという奥さんの話を聞いたことがあります。
意外に迷惑なものなんですね。うらやましい悩みです。
お中元のお返しと辞退についてのまとめ
いかがでしたでしょうか。お中元についてのマナーについては色々と悩むことが多いと思いますが、相手に失礼のないようにしたいですね。
お中元のマナーについてはこちらでもご紹介しているので是非ご覧下さい。
↓
>> お中元の時期のマナー!関西や北海道での違いや暑中見舞いと残暑見舞いの区別は?
今回はお中元を贈った相手がお中元を辞退するという内容でしたが、こちらから辞退する場合も気になりますよね。
そういうときは一気にやめてしまうのではなくて、お歳暮とお中元を両方贈っていた場合は、まずはお歳暮をやめてお中元だけにする。その後、お中元をやめて、時期をずらして何か手土産を贈るようにする。
という感じで徐々にお中元・お歳暮の姿を消してしまって、最後には挨拶状を贈るだけにする。という感じにすると良いようですよ。