人と人とのお付き合いは中々難しいもので、お中元もその一つですね。結婚して初めてお中元の時期を迎え「はて、実家にはお中元を送るものなのか」なんて悩むこともあると思います。
奥さんが自身の実家にお中元を送る、旦那様の義両親にお中元を送る。
それって普通の事なのでしょうか?地域的な違いというものはあるのでしょうか?気になりますよね。
今回はそんなお中元のお話についてご紹介します。
お中元って実家に送るものなの?
そもそも、お中元を実家や義両親に送るべきなのか?ということがまずもって問題になりますよね。
これは結構地域的というか家ごとにも考えがあるのではないかと思ったりします。家族なんだから、そんなお中元などのやり取りは面倒くさい。という人もいるでしょうし、世間的にはお中元は実家であろうと義両親にであろうと送るべきだという人もいるでしょう。
基本的には地域のしきたりに合わせればいいと思いますが、仮に親が「お中元くれ!」と催促するようなことがあれば、何も言わずに送る方が良いと思います。そして、それに対してお返しがなかったとしても悪く思わないようにしましょう。
お中元やお歳暮というのは日頃お世話になったり、お付き合いのある人に感謝の気持ちを伝えるものですから、こちらがあげたのにお返しの品もないなんて。と思うのはどうかと思います。
お中元を送る送らないの地域的な違いは?
また、地域的な違いについてですが、東京方面では親兄弟には送らないというのが常識だったようです。
しかしながら「お中元商戦」という言葉もあるように、お中元を送る人が激減したのに伴って百貨店などが売り上げアップのために、「両親にもお中元を送るのがマナーだ」という雰囲気を作り上げたという人もいます。
イベントを商売に結び付けるのはどこでもよくあることですし、それで日本経済が回っていくなら良いのではないかと個人的には思います。
一方、関西方面では親と同居していないのであれば、実家にお中元やお歳暮を贈るのが常識だということも耳にします。本家・分家という考えがあるのでしょうね。分家から本家にお中元・お歳暮を贈るという感じなのでしょう。
結局のところ、実家にも義両親にもお中元は贈っておいた方がいいんじゃないでしょうか?という結論になりますね。
義両親に送るお中元の相場はどれくらい?
先ほども書いた通り、お中元は「感謝の気持ち」を表すものですから、本来はいくらでも良いというのが結論になるかと思います。
しかし、そこはそこ。デパートなどでは複数の金額であたかもランク分けしているような雰囲気を感じます。下のランクでは失礼に当たりますよ的な。そんな意図を感じるのは管理人だけでしょうか。
そういう事情もあって、あまり金額を抑えてしまうのもどうだろうという感情が生まれて相場などというものが出来上がるのでしょう。
聞いたところによると、3000円から5000円というのが相場だということです。一部では年齢に応じて、たとえば40代以上なら5000円というように金額を決めている人もいるのだとか。
難しいところですよね。
お中元の差出人は連名にすべき?
これについては色々と考えが分かれているようです。
旦那さんの名前だけで出す。奥さんと旦那さんの連名で出す。奥さんの名前で出す。という3つのタイプが考えられると思います。
まぁ、奥さんの名前で出すというのは、あまりないでしょうね。奥さんの実家にお中元を送るとしても、やっぱり連名がいいのではないかと思ったりします。
旦那さんの名前だけで出すという人は、家(世帯)でお中元を送るのだから、世帯主の旦那様の名前で出すものだ。という考えがあるでしょうし、連名で出すという人は夫婦で送るものだから。という考えがあるのでしょう。
いずれにしても、両親がそれほど差出人について細かくない人であればどちらでもいいとは思いますし、管理人が送るのであれば連名かなと。そう思ったりします。
逆に差出人はじめマナーにうるさいという人であれば、普段から探りを入れておくべきだと思います。何かにつけて「これってどうなんですか?」と聞いておくと、対処がしやすくなるでしょう。
後は贈るだけなんですが、お中元を送る時期については、今は差が縮まっているものの地域差があるようなので、こちらをご覧ください。
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>> お中元の時期のマナー!関西や北海道での違いや暑中見舞いと残暑見舞いの区別は?
まとめ
お中元やお歳暮というものは一度贈ったら毎年贈らないといけないものですから、やめ時というのが難しいですよね。やめたいと思ってすぐ辞められるものでもないですし悩みの種の一つになるでしょう。
ですから、お中元やお歳暮を贈る時は慎重にならないといけないわけですね。
とはいえ何回も出てきていますが、お中元やお歳暮は日頃の感謝を表すもの。お世話になっているなら贈るべきだと思います。