今回はふるさと納税と確定申告についてアンケートを取ってみました。
今ではワンストップ特例制度という制度があって、一定条件を満たす場合は確定申告をせずにふるさと納税をすることができるという制度ができました。
その一定条件については過去の記事に書いてありますので、ご覧ください。
>> ふるさと納税のワンストップ特例制度の注意点とか落とし穴とか
実際のところ、ふるさと納税と確定申告についてどのような意見が持たれているのか。
ということで、アンケートをご覧ください。
確定申告は言われるほど手間なのか?アンケートの結果は?
実際にふるさと納税と確定申告についてアンケートを取ってみた結果、次の様な意見が見られました。
- 個別に確定申告をするのが結構な手間でした。ギリギリに行って混んでたのでもっと早めに確定申告すれば良かったと後悔しました。(30代・女性)
- ふるさと納税は市役所に出向いて確定申告をしています。ワンストップ特例制度もありますが医療費控除と併せて確定申告すれば、手間ではありません。(30代 男性)
- わかりにくいので、誰にでもわかるような説明サービスがあったらいいなと思います(20代 女性)
- ふるさと納税を利用することで確定申告で出費を抑えられるので良い。(20代 女性)
- ふるさと納税の趣旨を見直す時期と考えています(返礼品目当ては間違い)(50代 男性)
やはり確定申告は「手間がかかる」「わかりにくい」という意見はありますが、その一方で、確定申告をするとしてもそれほど面倒ではない。という意見も見られます。
確定申告をする手間を考えると面倒なのでふるさと納税をしていなかった。という人が多いためにワンストップ特例制度ができたとされていますが、実際に確定申告をしてみるとそれほど手間のかかるものではないのかもしれません。
しかし最初のアンケート結果にもあるように、確定申告をする時期によっては混んでいるという状況も考えられるので、確定申告をするのであれば早めの準備が必要だという事でしょう。
まとめ
アンケートの中には「返礼品目的は間違い」という意見もあり、ブームとなっているふるさと納税でも色々な見方をする人がいるものだと思いました。
庶民的な感覚からいうと税金が安くなるというのは良い制度だと思うんですけどね。また、返礼品というのはその地方の魅力を教えてくれるものでもありますから、返礼品を通してその地域を知ることもできると思います。
ふるさと納税がきっかけで地方の魅力を知り、その地方の商品をリピート購入することになるなんてことがあれば、返礼品目的のふるさと納税も意味があるのではないかと。
もちろん、返礼品目的のふるさと納税が間違いだという意見もわからないではありません。しかしながら、返礼品目的のふるさと納税は間違いだと言い切ってしまうのは、地方の魅力を知る機会を失ってしまう危険性をはらんでいると思います。
せっかく出来たふるさと納税という制度です。使う人次第で良くなったり、悪くもなるのはどの制度も同じこと。
どうせなら良い制度として今後も続いて行ってほしいと思います。