7月あたりになるとお中元のやり取りがされるようになりますが、このお中元に対して困っているという人が意外にも多かったりします。
お中元をもらえるのは嬉しいことだとは思うのですが、貰ったらお返しをしなければいけないとか、元々お中元やお歳暮のやり取りはしないようにしているなどの決め事がある場合などは、贈られると逆に迷惑になることもあるのだとか。
そんな迷惑なお中元を贈られた場合どうすればよいでしょうか。
お中元のマナーとして返却はダメ?
お中元を贈ってもらっては本当に困るという人もいるようです。困っているからそのまま送り返すということをするのはどうなのか?と悩んで某掲示板に悩みを書き綴っている人もいます。
お中元を受け取れないので辞退したい場合、採りうる選択肢の一つとして返却。という方法もアリはアリ。ですが、これは何度かお断りを入れても尚、お中元を贈ってくるという人に対しての対処法なのかなと思ったりします。
お返しが大変だからとか、勤め先の規則などでもらってはいけないことになっているから、などお中元を受け取れない理由としてはいくつかあると思います。
勤め先の規則などでもらってはいけないことになっているといった場合は、返却する他はないと思いますが、その際でも手紙などを送るといったフォローは必要になってくるかと思います。
お返しが大変だという場合ですが、初めてのお中元の場合は受け取っておいて、お返しと共にハガキなどで「どうか今後はこのような心遣いはなさいませんように」といった内容を伝えるべきかと思います。
その際のお返しは、貰ったお中元の倍返しが良い。という話をよく耳にします。倍返しともなれば、相当鈍い相手でも意味が分かるのではないかということらしいです。
お中元を受け取り辞退するには
既に送られてしまったものを辞退するということは、そのお中元を送り返すことですから、どうしても受け取れない理由がある場合であれば個人的にはやむを得ないかなと思います。
それ以外の場合なら今回は受け取っておいて、来年からはお中元は不要ですよとの意志を相手に伝えるということでよいのではないかと思います。
いくつか方法があると思いますが先ほども挙げたように、来年からは不要という意志を伝える挨拶状と贈られてきた品物の金額の倍返しが1つ。
ただしこの意味を知らない人もいるかもしれないということを考えて、一度贈られてきたものを包装だけやり直して送り返す。その際に先ほどと同様に、来年からはお中元はいりませんとの挨拶状を添える。という方法。
断りの挨拶状が添えられているなら、いくら鈍感な人でも「あっ自分が送ったものを同じものをお返しにくれたんだ」とは思わないでしょう。
ただ、それでも尚お中元を贈り続ける人もいるということですから困ったものではありますが。
お中元のお返しってそもそも不要とされているようですが
受け取っちゃいけないというならそれは仕方がありませんが、そうでない場合はお返しが大変だからということも大きい理由ではないでしょうか。
調べたところによると、お中元のお返しというのは不要とされているようです。ですから年金暮らしでお中元のお返しが大変だからという理由でお中元を辞退するということは本来は不要かなと。そう思ったりします。
ですがそこは日本。貰ったものにお返しをしないなんて。という意識の人がいるのも事実。
ですが、お中元のお返しをしないことも本来は失礼には当たらないと考えると、贈られたお中元はありがたく頂戴しておくのも良いのかなと思ったりします。
要は、お中元を贈ってくれた相手がどう思ているかってことですよね。本当にお世話になっているからその気持ちをどうしても伝えたい。ということでお中元を贈ってくれているのであれば、お返しを期待して贈ってくれているわけではないでしょうし。
そういう場合は、お礼状やお礼の電話などで連絡すればよいのではないでしょうか。
お中元のお断り文例
では、お中元をお断りするとして、どのような文面になるのかということですが、ネットを探せば色々と見つかります。ここでは差しさわりのない文面をご紹介しておきます。
また、忘れっぽい人もいるとのことでお中元の時期になると先手を取って辞退するハガキを出す方法もあるとのことです。個人的には贈られる前から断りのはがきを出すというのもなんだかなぁと思いますが、毎年繰り返されているようならこの方法もアリかと思います。
さて、内容としては、
1.挨拶
2.お中元のお礼
3.お断りの言葉
4.相手への言葉
5.結び
という感じになるでしょう。
暑さの厳しい日が続いておりますが、
皆様お変わりなくお過ごしのことと思います。
さて、このたびは大変心のこもった品を頂き
誠にありがとうございます。
長らくご無沙汰を重ねておりましたのに
このようなこまやかなお心遣いを頂き恐縮です。
今後はお気持ちだけ頂戴したいと思っています。
以後、このようなお心遣いはなさいませんよう
お願い申し上げます。
時節柄、どうぞご自愛くださいませ。
敬具
日付
名前
こんな感じでしょうか。
まとめ
お中元やお歳暮は人間関係が絡んでくるので、なかなか厄介なものです。贈り贈られというのはコミュニケーションを円滑に進めるには必要なものかもしれませんが、必要としていない場合に贈り贈られというのは負担になりますからね。
長い間続けてしまっている場合は、止め時を見失ってしまっている場合が多いですから、もういいのにな。と思ったら、思い切って止める勇気も必要ですね。