2016年に爆発的にヒットしたふるさと納税についてふるさと納税をするとどれだけお得なのかということを図解を交えて説明してみたいと思います。
ふるさと納税が良く分からないという人は要チェックですよ。
基本的には、ふるさと納税は2年で考えることでお得な制度なのだということが理解できます。
では行きます。
ふるさと納税は2年で考える
基本的にふるさと納税とは先払いシステムです。先に寄付として「今年」ふるさと納税をします。
それが「来年の」税金から控除されるので「来年の」税金が安くなる。という仕組みなんですね。
ですから、年をまたいで2年で考えないと分からなくなってしまいます。
で、「控除」という難しい言葉が出てきましたがこれは「差し引きますよ」という意味です。
2000円の負担で返礼品をもらえて税金も控除される。
⇒ 結局、2000円で返礼品をもらえる。
ということで、世の中が騒いでいるわけですね。
ここまでが普通の説明です。では次に図解でもって説明します。
年収600万円の人がふるさと納税をする場合としない場合の比較
この図は年収600万円の人が、2016年にふるさと納税をした場合としなかった場合の税金額などについて示したものです。
所得税が20%、住民税が10%とします。
先ほども書いた通り、ふるさと納税は2年にまたがって考えないと、そのお得さが納得しにくいでしょう。
基本的な考えとして、この場合、この2年で年収がともに600万円とすると、1年目も2年目もともに税額は180万円となります。
これについて特に問題はないでしょう。
ふるさと納税をしない場合は、2年間で合計360万円を支払うだけで税金の処理は終了です。
では、ふるさと納税をした場合は何が起こるでしょうか?
まず、図(右側)では1年目を見てみると、ふるさと納税を68,000円分しています。
ですから68,000円多く支払う結果になります。
ですが、先ほども書いた通り、2年目(2017年)で1年目(2016年)に払った額(68000円)から2000円を引いた額(66,000円)が「控除」され、173万4000円が2017年に支払う税金の額になるわけです。
これが何を意味するか?
結局、支払う額は2000円増えたじゃないかと言われればその通りです。
ですが・・・・・ですよ、その2000円でふるさと納税の返礼品をもらえます。今回の場合、ふるさと納税で68,000円を寄付しています。
1万円の寄付を6か所、8000円の寄付を1か所にすることができます。
つまりそれは.....
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このリンク先をご覧いただくとわかるように、高級なお肉とかワインとかお米とかをもらうことができるわけですよ。
ふるさと納税をした人は、2000円を多く支払う必要はありますが、逆に言えば2000円を多く支払うだけで、これらのおいしそうなものをもらえるわけです。
もちろん、ふるさと納税をしない場合はもらえません。
結局、節税という観点からみても、節約という観点から見ても、やらないという選択肢はないのではないかと。
そう思うわけです。