朝に納豆と一緒に食べたネギの味がちょっと変だったとか、昼にカツ丼弁当を食べてからお腹がなんか痛いとか。これって食中毒なのかも?なんて暑い夏の日なんかは心配になっちゃう時があると人から聞いたことがあります。
管理人は食中毒にはなったことがなく、幸いにしてその辛さというのは分かりませんで、多少お腹が痛くなってもそのうち治るだろうと楽観的でいられます。
ですが食中毒でおなかが痛くなるということは知られていて、しかもおなかが痛くなるからと言って食中毒になったのかというとそうとも限らない。ということで不安や焦りの感情が沸いてくるという人も多いようです。
そこで今回は食中毒について考えてみます。
お腹が痛いのは食中毒のせいだけ?
お腹が痛いという状況に見舞われた場合、真っ先に思いつくのが食あたりですよね。何か悪いものを食べたのではないかと、先ほど何を食べたか思い出すということをした人は多いと思います。
確かに食中毒でおなかが痛くなることはありますが、それ以外でおなかが痛くなるという可能性を見てみましょう。
過敏性腸症候群(IBS)
過敏性腸症候群とは病院での検査で何も異常がないにもかかわらず、おなかが痛くなったりする病気です。やや女性に多く見られる病気で、便秘や下痢が続いたりします。
下痢もあったりして食中毒にも似ているとは言えますが、その原因はストレスだと言われています。免疫の異常が関係している可能性もあるのではと言われていますが、現時点ではその原因は分かってはいません。
最近ストレスを感じていないかチェックしてみてください。
急性胃炎
ウイルス性の急性胃炎はロタウイルスやアデノウイルスなどのウイルスが原因でおなかが痛くなるというもので「おなかの風邪」とも言われています。
またウイルス以外の急性胃炎としてはストレスが原因でおなかが痛くなるということも言われています。最近ストレスをため込んでいないか振り返ってみてはいかがでしょうか。
食中毒で下痢なし嘔吐なしってあるの?
基本的に食中毒の症状としては腹痛、下痢や嘔吐、発熱などが見られます。風邪に似ている症状ですね。
片方だけあるというのであれば食中毒の可能性も十分にありますが、下痢と嘔吐が両方ともないという腹痛であれば食中毒の可能性は低いのではないかと思います。
ですが万が一ということもありますので、心配であれば病院に行って診てもらうということも選択肢として検討してみるべきでしょう。
食中毒の発症までの時間ってどれくらい?
食中毒が発症するまでの期間は、その原因によってかなり幅があって、早いもので30分で症状が出るものから8日間も潜伏期間があるものもあります。
症状が出るまで早いものとしては毒素型と言われるもので、「セレウス菌」を原因とする食中毒なら30分から6時間ほどで発症すると言われています。
コメや小麦を原料としている食品が原因となることが多いです。
毒素型に対して感染型というタイプの食中毒もありますが、こちらのタイプは比較的症状が出てくるのが遅く、数日かかるものもあります。
まとめ
食中毒になれば下痢や嘔吐などの症状が出てきますが、そうなると体内の水分量が減ってしまいます。その結果、脱水症状になる危険性も出てくるので、こまめな水分補給が必要になります。
食中毒は食べ物が原因ですから、家族や友人などが感染源となる食品を食べていないかどうかのチェックも必要ですね。
症状が軽くない場合は速やかに病院で診てもらうべきでしょう。