運動会などにお昼のお弁当としておにぎりを持っていくことも多いかと思いますが、運動会の時期ともなると心配なのが食中毒ですね。保冷材などである程度、温度管理をする方法もありますが、それ以外に食中毒対策としてできる事はないでしょうか?
今回はおにぎりの具と素手でおにぎりを握る際に注意すべき点についてご紹介します。
おにぎりの食中毒を具で防げるか?
よく言われていることですが、おにぎりの中に詰める具によって、おにぎりの傷み具合が変わってくることは知られています。夏場などの暑い日には傷みやすい具を避けて菌の繁殖しにくい具を詰めるなどの対策が必要です。
では、どんな具をおにぎりに詰めると傷みにくいのでしょうか?
梅干し・塩鮭・昆布の佃煮など味の濃いもの
梅干しに関してはクエン酸の働きで胃液の殺菌作用を増強させると言われています。昔から日の丸弁当などと言って良くお弁当に入っていますからね。
ただし塩分濃度の低い減塩梅干しは作用を落としてしまうので、おにぎりの具にする梅干しは減塩は避けた方がいいでしょう。
また、塩鮭や昆布の佃煮と言った味の濃いものは傷みにくいとされています。逆に薄味の具は傷みにくいので気を付けましょう。
番外編:塩おにぎり
具ではないのですが、具を入れず海苔を巻かないという方法もあります。塩で軽く握り海苔を巻かない。そうすることで傷みにくくするという方法です。
塩には菌の繁殖を抑えることが期待できますので食中毒を心配するのであればそういう選択肢もアリかなと。
お弁当を持っていく日がかなり暑くなりそうであれば、そういう事も検討してみるといいと思います。
傷みやすい具は?
傷みにくい具を色々挙げましたが逆にこれは傷みやすいという具も挙げておきます。
水分の多いもの、ツナマヨとか醤油おかかなどが代表的です。管理人はツナマヨが大好きでコンビニのおにぎりを買うとしたらツナマヨは外せません。ですが、お昼のお弁当に持っていくには水分の多いツナマヨは適していません。
あとは、すじこや明太子などは傷みやすいので暑い夏場は避けた方がいいでしょう。
おにぎりの具はお弁当の楽しみの一つで自分の好きな具が入っていたらハッピーな気分になるのですが、夏場などは傷みにくい具は諦めて好きな具は別の時期のお弁当に入れることにしましょう。
おにぎりの菌が繁殖するのはどういう場合?
食中毒の菌が増殖するには栄養と水分と温度が必要です。おにぎりは栄養・水分はバッチリありますから、温度が高いと食中毒菌が増殖するのに好条件になってしまうんですね。
条件が整ってしまうと食中毒の菌は爆発的に増殖します。温度としては30度から37度くらいが増殖には最適な温度とされているので、その温度にならないように注意する必要があります。
そのために保冷剤をお弁当と一緒に忍ばせておくということをよくやります。保冷剤は水滴がでてきますのでハンカチやクッキングペーパーなどで包んであげると良いでしょう。
その他には、ご飯に薄めた酢を入れて炊くという方法があります。
おにぎりの握り方は素手で大丈夫?
結論から言うと、素手でおにぎりを握るのはやめておいた方がよいでしょう。というのが食中毒を心配する場合の答えだと思います。
念には念を入れてということです。
とはいうものの、今まで管理人がおにぎりを作る場合は素手で握っていますが、それが原因で食中毒にはなったことはありません。おにぎりを握る前はきちんと手を洗いますしね。
でも、子供におにぎりを作ってあげるという場合は注意した方がいいと思うので、ラップとかおにぎり作り器のようなものでおにぎりを作るのが良いのではないかと思います。
まとめ
食中毒は怖いですからある程度の知識は持っていたいですよね。こんな記事も書いていますので、ぜひご覧ください。
>> お腹が痛いのは食中毒?下痢なし嘔吐なしだけど発症までの時間は?
季節によっては注意しなければいけない食中毒ですが、やっぱりできるだけそのリスクを減らすためにできる事はやっておくと良いと思うんですよね。
保冷剤で温度を上げないようにするとか酢を入れてご飯を炊くとか。
酢を入れてご飯を炊くというのは本当に簡単なことですから、食中毒が心配される時期には、ぜひ取り入れてほしいと思います。