梅雨の時期には風邪をひいて咳が酷いんです....なんて言う人はいませんか?
築数十年の建物に引っ越してきて梅雨の時期は結露や湿気が酷くて壁なんかにはカビがびっしり生えてしまっている。なんて言う場合、咳の原因は風邪じゃないかもしれません。
たかがカビ。なんて馬鹿にしちゃいけません。今回は梅雨時期のカビと健康問題について考えてみましょう。
梅雨時期にカビで風邪なんてひくの?
梅雨時期になると咳が酷くなるんだけど外出したら治まるんだよね。なんていう人が実際にいます。梅雨の時期ですから壁などにカビが発生しているなんて状況ですよ。
それで、
余りにも咳が酷いものだからカビや湿気で風邪なんて引くものかしら?
といった心配をしているとか。実際にこのような質問がヤフー知恵袋に投稿されています。
ちょっと考えてみたらおかしいなと思いますよね。
咳の他にも鼻詰まりが酷いとその質問にはありました。確かに鼻詰まりや咳は風邪の症状ではありますが、普通に考えて、それって風邪じゃないですよね。
外出すると咳が治まると言ってますし。
風邪じゃなくて、もっと別な原因があると考えた方が良いのではと思いますが、本人からすると風邪と思い込みたいのかもしれません。
では、そのような場合にはどのような可能性が考えられるかというと、結論から言うと「カビによるアレルギー」が考えられます。
梅雨に多く発生するカビはアレルギーの原因に
カビがアレルギーの原因になることは知られています。カビアレルギーという言葉は聞いたことがあるでしょう。
そんなカビアレルギーですが鼻に入ったりするとアレルギー性鼻炎になったりします。鼻以外にもアレルギー性皮膚炎やアレルギー性結膜炎、アレルギー性喘息などの病気を引き起こすので注意が必要です。
カビの胞子は飛散して風に舞ったり体に付着して移動し、あらゆるところに移動します。そして移動先で着床し成長します。そして胞子が飛散して.....というように繰り返されます。
できれば綺麗に掃除をしてカビの胞子を完全に撃滅したいところですが、なかなかそうもいきませんで、掃除をしたとしても、いたるところにカビの胞子は存在するようです。
知らず知らずのうちに、カビの胞子を吸い込んで体に入ってしまっているのです。
咳や鼻水というと風邪かなと思って内科で診てもらうのが普通かと思いますが、カビアレルギーかもしれませんし、あれ?と思ったら耳鼻科で診てもらうことも選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
梅雨時に多く発生するカビは健康によくない
これは梅雨時に発生するカビだけが健康に良くないってことじゃないです。カビはどの時期に発生しても健康には良くないですが、特に梅雨時にカビは多く発生するから気を付けましょうねってことです。
カビが健康に良くないのは先ほども書きました。
ではどうすればよいかということですが、カビの増殖を抑えるってことがまずは第一ですよね。
除湿などをして湿気を減らすということが必要でしょう。除湿機と空気清浄機などを使用するのが良いかと思われます。
カビの胞子は空気中を漂っていますし、まずはそのカビの胞子をできるだけ除去できればと。そしてカビの成長に必要な湿気をできるだけ減らすことでカビの増殖をとどめることが目的です。
後はこまめな掃除が必要になりますね。そのまま放置してしまうとカビが根を張って後々大変なことになります。ですからカビを見つけたらすぐさま掃除することが大切です。
お風呂などのカビにはカビキラーなどのカビ用の洗剤が良いのですが、壁などに生えたカビには合わないと言われています。そこで、そのようなカビにはアルコールでふき取りましょう。
まとめ
このブログに何度もいらっしゃる方はご存知かと思いますが、管理人は北海道在住なので本格的な梅雨については経験がありません。しかしカビの胞子が舞う状況には出くわしたことがありますので、カビによる健康被害に対する恐怖は持ち合わせています。
管理人もアラフォーですから若い頃とは違って、もうそろそろ健康には気を付けなければいけない年になってきました。
若い頃なら「カビくらい何のことはない」と言えたとは思いますが(無知なだけかもしれませんが)、今は健康に悪いと思ったら注意するようにしています。
健康って大事ですからね。お金も大事ですけど健康も大事。この年になると身に染みてきます。