オゾン層の破壊ということが叫ばれて結構経ちますが、その影響として紫外線対策が必要になってきていますよね。一昔前であれば日光浴をして真っ黒く焼けたチビッ子達をよく見かけたものですが、最近では日光浴は良くないとされているようです。
母子健康手帳からも日光浴のススメという項目が削除されているようですから、その悪影響というのは余程のものなのでしょう。
そこで今回は赤ちゃんの紫外線対策として、日焼け止めはいつからすればよいのか、ベビーカーでの紫外線対策、散歩をする時間帯はいつがいいのか。などについてご紹介します。
赤ちゃんの日焼け止め対策っていつからするの?
では、赤ちゃんの日焼け止め対策というのはいつからすればよいかが気になるところですよね。
ですが、この「いつから」という言葉には「赤ちゃんの月齢はいつから?」という意味と「日焼け止め対策をするなら季節はいつから?」という意味の2つがあります。
1つずつ見ていきましょう。
赤ちゃんの月齢はいつからなら日焼け止めクリームなどを使っていいの?
実を言うと、日焼けの原因となる紫外線というのは季節によって量は変化しますが、年中降り注いでいるので常に紫外線対策はしておかなければいけないということになります。
だからと言って、生まれたばかりの赤ちゃんに日焼け止めクリームなどを塗らなければいけないということではありません。ここのところは色々と意見が分かれているようです。
あるテレビ番組では6か月未満の赤ちゃんには日焼け止めを塗らない方がよいと言っていました。しかしながら、ある栄養相談で相談をした時には4か月の赤ちゃんならもうそろそろ日焼け止めを塗るようにと言われたというケースもあるようです。
ネットでいろいろ見ていると、外出をするからと生まれて2か月で日焼け止めクリームを塗ったというお母さんもいました。
このようにいつから日焼け止めを塗ればよいかということについては色々と判断が分かれているようです。
それではどうすればよいかということですが、やはり専門家に聞くということが一番ではないでしょうか。定期健診など何かの折に、今外出するのに日焼け止めは塗った方がよいのでしょうか?
と言った感じで聞くべきかと。
何かあった時にもすぐ聞けるような状況を作っておけば安心ですね。ネットで調べるのも大切ではありますが、ネットでは色々な意見があるため判断に迷うことが多々あります。
ネットで情報を得て参考にするのはいいのですが、言っていることがバラバラで逆に判断に迷ってしまっては困ります。迷いを捨てるためには、迷った時はこの人の意見に最優先で従う。という人を決めておくのが良いかと思います。
紫外線対策はどの季節から始めればいいの?
先ほども言った通り紫外線は年中降り注いでいるので、常に対策はしなければいけないということが答えになりますが、強い紫外線が降っているのは7月8月になります。
ですが、紫外線が増え始めるのは4月あたりからのようですので、そのあたりから本格的な対策を立てる必要があるのかなと思います。
気象庁の観測データがありますのでご覧ください。
>> 日最大UVインデックス(推定値)の月別累年平均値グラフ
赤ちゃんだからと言って紫外線対策をしなくてよいということではありません
先ほども書いたのですが、
6か月未満の赤ちゃんには日焼け止めを塗らない方がよい
というテレビ番組が放送されたとして、これを見て6か月未満の赤ちゃんには紫外線対策は必要ないんだというようには考えないでください。
あくまでも「日焼け止めを塗らない方がよい」ということであって「紫外線対策をしなくてもよい」ということではありませんので。
日焼け止めを塗らないのであれば、帽子をかぶったり長袖を着たり、ベビーケープで紫外線をカットするなどの対策は必要になります。
赤ちゃんの紫外線対策としてベビーカーはどうする?
赤ちゃんを外に連れて行くのにベビーカーに乗せて外出するという場合がありますよね。抱っこひもをしているお母さんもいますがベビーカーの方が良く見るという印象です。
そういう場合、紫外線対策はどうすればよいでしょうか。
日焼け止めを塗るということであれば、肌が出ているところは塗る。ということになるでしょう。ただ赤ちゃんは足をなめたりするということもあるので、その点は注意が必要かもしれません。
また日焼け止めを塗る以外にもできる紫外線対策があります。
紫外線カット機能が付いたベビーカー用ブランケットなどもありますし、ベビーカーに幌(シェード)をつけたり。帽子をかぶったりすることでも紫外線対策になりますよね。
ただし、暑い時期であればなかなか難しいということも確かではあります。
赤ちゃんの散歩をするにはどの時間帯が良いの?
10時から15時の間は避けるということをよく耳にします。この時間帯はやはり紫外線が強い時間帯だからでしょう。ですから散歩をするなら朝の早い時間帯や夕方の涼しくなった時間にするとよいです。
ただし時期によっては夕方には蚊が発生することも多いので、夕方はお散歩は避けるか、ベビーカーでお散歩をするならベビーカー用の蚊帳を使ってお散歩をすると良いと思います。
逆に冬に散歩をするということであれば、お昼前後の数時間というのがベストタイムということになります。冬は寒いですから体温調節をうまくできない赤ちゃんにとって長時間の散歩は良くありません。
短めのお散歩で切り上げましょう。
赤ちゃんの日焼け対策についてのまとめ
赤ちゃんはまだまだ弱いですから、お母さんやお父さんが見守ってあげなければいけません。そんな中、紫外線対策で日焼け止めを塗るかどうかなど難しい判断を迫られます。
紫外線について言えば、子供の頃に大量の紫外線を浴びた場合、将来皮膚がんになるリスクが高まるとも言われています。
色々と情報があって判断に迷うことがあると思いますが、赤ちゃんの将来のためには紫外線対策をしっかりとしなければいけませんね。