結婚したその年に身内に不幸があった。そういう事ってないとは言い切れませんよね。そういう場合、年賀状はどうしたらよいでしょうか。
結婚した年の年賀状は「結婚しました」という写真入りの年賀状をもらうことが多いです。結婚した当人たちも写真入りの年賀状を作るのを楽しみにしていたことでしょう。
そんな年に身内に不幸があった。そういう場合どうすればよいか。
今回はそんなお話です。
喪中だけど結婚報告をしたい!年賀状は出せない?
結婚をしたけれどもその年は喪中になってしまった。という場合は、残念ですが年賀状での結婚報告は諦めた方がいいでしょう。
まずは年賀欠礼の喪中はがきを出して、結婚報告は寒中見舞いでするかどうかを決めましょう。
喪中の時の年賀状の欠礼は、一般的に先方が年賀状を買う頃くらいに届くように十二月初めに着くように出します。年賀欠礼の文面には家族の誰がいつ頃亡くなったかの情報を書きます。
寒中見舞いで結婚報告はアリ?喪中だけど写真を入れるのはダメ?
そもそも「寒中見舞い」は喪中用のものではなく結婚報告をしてもかまわないものです。
例えば、お正月に海外へ行き挙式をした場合には、年賀状には間に合わないので「寒中見舞い」を兼ねて結婚報告をすれば良いということになります。
文面としては、寒中お見舞い申し上げますと書いてから、ご挨拶の文面に結婚報告を加えれば良いのですが、最近はほぼ写真付きのはがきで結婚報告をしますから、その場合には、あえて「寒中見舞い」の文面は入れず「結婚しました」と普通に出す方法もあります。
写真も入れて構いません。写真は相手にこちらの様子が伝わりますし、もらった方は嬉しいでしょう。
ただし、結婚報告に喪中に関する文章を入れるのはマナー違反と考える人もいるので、この場合の寒中見舞いに関しては結婚報告のみにしておきましょう。喪中に関しては年越し前に喪中はがきで伝えておくべきです。
また、相手が喪中にある場合、写真を入れるのは遠慮するのがマナーかと思います。
寒中見舞いで結婚報告をする場合の時期はいつ?
「寒中見舞い」は小寒(1月6日頃)から大寒(1月21日頃)の時に出すもので、基本的にはお互いの近況報告をしあう季節の挨拶状です。特に決まりはありませんが1月8日から節分までには届くように出すのが良いと言われています。
しかし、これにはいくつか説があって、それらの説を満たすのは1月15日以降なので、1月15日以降に速やかに出す。というのが無難なところかと思います。
通常、結婚報告は入籍・挙式後1~2か月以内が一般的ですが、寒中見舞いと結婚報告を兼ねる場合は、入籍・挙式後からの期間にかかわらず、この時期に送って問題ありません。
ただし、文面には注意が必要です。寒中見舞いとは、あくまで寒い時期に相手を気遣うお便りなので、結婚報告については「私事ですが」と添えたうえで短い文章で済ませます。
まとめ
幸と不幸とが一緒にやってきた場合、対応に困りますよね。結婚なんて一生に一度でしょうから、できるならば結婚報告をしたい。そう思うのは当然です。
でも、不幸があった場合に結婚報告なんて。と思う気持ちもあったりするでしょう。そういう場合は、寒中見舞いでお知らせすればよいということなんですね。
その際には相手が喪中かどうかの確認も必要になってきますので注意しておきましょう。