夏の暑い時期には熱中症に気を付けなければいけませんが、注意をしていても具合が悪くなってくることはありますよね。そんな時には体を冷やすことが大事と言われますが、どのようにすればよいのでしょうか。
過去に子供さんが熱中症になってしまって大変だった経験を持つお母さんなら、また子供が熱中症になったら大変だと心配になるでしょう。
そこで、今回は熱中症について効果があるものとやめておいた方がよいものをご紹介します。
熱中症対策で脇の下を冷やすのは効果あり?
基本的に熱中症対策としては体を冷やすということが言われています。もちろん、予防としては水分補給などが言われていますが、実際に具合が悪くなった場合は体を冷やすことも大事になってきます。
体のどこを冷やせばよいかですが、よく言われているのは「わきの下」ですね。太い血管が通っていることで効果的に冷やすことができます。また、氷などで体を冷やすと血管が収縮してしまうので血行が悪くなるのをできるだけ抑えるために太い血管を冷やすのが良いとされています。
熱中症になった場合、わきの下以外にも首のあたり(頸動脈の部分)、そけい部(太ももの付け根)を冷やすのも効果があります。これは熱中症に限らず熱が出た時も同様と言えます。
メントールなどのスッキリ系のものを使用すると脳が涼しいと判断しているから大丈夫ではないか?という質問を聞いたことがありますが、これは危険です。
体は熱いままですからね。そのまま放置すると体に熱がこもって体調の調節機能がおかしくなる危険性があります。
危ないと思ったら救急車を呼ぶことも検討すべきだと思います。
具合が悪くなればこのような対策をとることが大事ですが、それと同じくらい予防も大事なので、日陰で休憩をするとかこまめな水分補給は忘れずにしておきたいものですね。
熱さまシートの効果は熱中症に有効なの?
有効というのが何を指して言っているのかということにもなりますが、熱中症になった時の体温を劇的に下げるという効果は熱さまシートには全くないわけではありませんがそれほどないと言われています。
メントールなどが配合されているためにスッキリした感じになるんだそうです。
ちょっと具合が悪くなったという程度であれば、熱さまシートでわきの下や太ももの付け根などを冷やして、木陰などで休んでいれば体調も回復するかもしれません。
ですが、万が一のために危険だと感じたら救急車の手配ができるような体制にはしておく必要があるでしょうね。
体を奥深くまで冷やすのに効果があるのは氷です。氷が他のものから熱を奪う効率が最も優れているんだそうです。色々と難しい理由はあるようですが熱中症になった時に役に立ってくれます。
もしもの時のために冷凍庫に氷を用意しておくべきですね。外に出かけるときは氷を持っていくことは出来ないでしょうから、飲み物を入れたペットボトルを凍らせて熱中症対策として持っていく方法もあります。
溶けてくると水滴が滴ってきますのでタオルか何かでくるんで持っていくと良いでしょう。
熱中症予防に熱さまシートは使える?
結論から言うと止めましょう。
子供が過去に熱中症になったことがあって熱中症になるのがとても心配だというお母さんがいました。そのお母さんはとても優しくて、それからというもの子供の熱中症を心配して水分補給や木陰で休憩するなど対策をしていると聞いています。
そんなお母さんが家族と外国に行くということで、子供の熱中症を心配して熱さまシートなどの冷却シートを熱中症予防のために付けていくのはどうかと思い立ったようです。
しかしながらこれはやり過ぎと言えましょう。
そもそも熱さまシートは熱が出てから使うものですから、熱が出る前に使うと効果がないどころか体を冷やし続けることになってしまって逆に体の調子を崩してしまいます。
熱中症の予防であれば、一般的に言われているようにこまめな水分補給と適度な休憩に気を付けておけば良いのではないかと。その上で具合が悪くなってしまったのであれば、熱さまシートなどで対応する。という順番で良いでしょう。
まとめ
熱中症って怖いですよね。
外に出ていなくても室内でも熱中症になることもあると言いますし、水分補給は大事なんだなと。そう思わざるを得ません。
水分補給が大事だからと言ってジュースばかりを飲んでいると糖分を摂り過ぎて別の意味で大変なことになってしまいますし、だからと言って水をこまめに飲むというのも忘れがちです。
とはいえ、そうも言ってられないので意識的に水分は補給しないといけませんね。