最近、民泊(みんぱく)とか、Airbnbという言葉をよく耳にします。
良く知っている人の中にもAirbnbをやっている人がいて、定期的にその収益などを教えてくれたりします。
民泊はその参入しやすさから人気になっているということですが、逆にその参入のしやすさがトラブルを招いているということも言えるようなんです。
確かに民泊を利用した人の中には、とても満足できて良かった。ということを言う人もいます。それはそれで事実だと思います。
ですが、世の中の民泊のすべてがそのような善良な運営者ばかりかというとそうでもないという嫌なニュースを耳にしました。
民泊自体はよい制度だと思いますので続けて欲しいとは思いますが、トラブルを生む温床にはならないように制度をきちっとして欲しいですね。
今回はあらかじめ知っておいた方が良いと思われる現状考え得る民泊の問題点などについて考えてみたいと思います。
民泊による盗撮の危険性
民泊は個人が割と簡単に始められるので、良からぬことを考える人たちが参入してくるということも当然考えられます。
その一つが盗撮です。
先日のニュースサイトでも取り上げられていましたが、普通のホテルや旅館よりもカメラの設置は容易であることは想像できます。
実際に盗撮で警察に捕まったという事例もあるほどです。色々な民泊施設がある現在、対岸の火事とみていられる状況ではないということですね。
どうしても民泊を利用するという状況になった場合は評判の良い民泊施設を可能な限り調べるという必要があるでしょう。
盗撮された映像がネットにばらまかれたりでもしたら、それこそ取り返しがつきませんからね。
外国では盗撮の被害が相次いでいるそうです。他国のことだからと知らんふりをしてもいられませんね。
民泊と消防法などの法律問題
盗撮の問題もかなり怖い問題ですが、民泊に絡む法律問題も気になるところです。
消防法の規定がクリアできていない建物を民泊施設に使うということはできないようですが大丈夫なのか、とか。
あるいは無許可で運営する民泊もあると聞きます。
特に消防法の規定に関しては火事にかかわり、さらには命にかかわることですから確認しておく必要がありますよね。
スプリンクラーがないとか近くの道路に消防車が通れるような大きな道路がないとかは多少恐怖を感じますね。
後は鍵の問題。二重ロックがあると安心ですよね。
でも民泊の良さも忘れてはいけない
いろいろと民泊の問題を取り上げてきましたが、何度も言いますが、民泊の制度自体はとても良いものだと思います。
ネットでも民泊最高!というツイッターのつぶやきなども見られますし、ブログでも民泊経営者が頑張っておられる様子を書き込んでいるものも最近はよく目にします。
民泊利用者が羽目を外しすぎて大騒ぎをして、近隣住民から苦情が来るというトラブルもあるようですが、それほど民泊がよいものだと考えることもできるでしょう。
民泊施設は分譲マンションであることも多いと聞きます。
ですから、ビジネスホテルを利用するよりも快適に過ごせるとの意見もあるようです。
民泊のメリットは多いですね。
しかしながら、聞くところによると既得権益を守ろうとしているところからの抵抗があるとかないとか言われているようです。
民泊特区というところがあるようで、そこでは民泊解禁と話題になりました。
それが2016年1月の話です。
これで民泊フィーバーになるかと思ったのですが、思わぬ規制があり、それは滞在期間が6泊7日以上でなければいけないという条件でした。
さすがにこれはひどいと思ったのか、民泊運営者が行動を起こしたのか、その後2泊3日に短縮するとの閣議決定がされたとのことです。
これを受けて2017年1月より、大阪市と北九州市で2泊3日に短縮されたようです。
民泊がより身近になって安全に利用できるようになれば、より安く旅行ができるようになるかもしれませんね。
高級志向で優雅な時間を過ごしたい人であればホテルに、格安志向の人であれば民泊にとホテル業界や旅館業界との棲み分けがうまくできたら民泊ももっとメジャーになっていくんじゃないかなと思います。